遮熱塗装
最近の夏場の暑さには、多くの方が閉口されていると思います。塗料・塗装業界では屋根材や壁面の塗装塗り替え工事のブームとして遮熱塗装があります。
各国産塗料メーカーも各社のコンセプトで、遮熱塗料を発売しています。

遮熱塗料とは、太陽光の赤外線を塗膜層において反射させ、素材の表面温度が上がらないようにする機能を持たせた塗料です。
特に、屋根材に塗装されることが多く、耐久性と赤外線の反射性が要求される塗料です。
現実のコストの話をさせて頂ければ、通常の屋根材の塗替え塗料の単価より遮熱塗料は高価であり、工程数も増えるのでコスト高にはなります。
 遮熱塗装を行って、光熱費の積算にメリットがある様であれば、十分検討する価値のあるエコ塗装だと思います。
遮熱塗料の注意点
2010年秋、現在の時点で明確な遮熱塗料の規格が統一されていません。近いうちに高反射塗料としての指針が規格化されるそうですが、現在では各メーカー独自の判断で遮熱塗料が発売されています。
あるメーカーは、建物全てを遮熱塗料で覆わないと効果がないといい、あるメーカーは、屋根材だけ遮熱塗装を行えば夏場涼しく冬場暖かく快適であるといいます。
 
 反射だけを考えた場合、通常の屋根材の白と遮熱塗料の黒では時に、通常塗料の白色が赤外線を多く反射する事があったりします。
つまり、遮熱塗装は、建物の周囲の環境や色相の選択等を十分検討した上で行う方が良いともいます。

床塗装(防塵塗装)
床塗装とは、
床用塗装とは、モルタルやアスファルト等の床面からのホコリが立たない様に、或いは、通路等の安全上の識別をする為(床に機能を持たせる為)に、床用塗料を塗装する塗装方法です。
 
床用塗料の種類
床用塗料は、同じ目的においても塗料のグレードが多く存在している塗料です。
グレードの差は、耐久性等の機能を持たせる事で上下します。
当然、グレードの上位の方が価格も上がります。グレードにより塗料の㎡当りの塗料の量(平米塗布量)が異なります。
弊社の様な販売店では、16kgの床用塗料が一般的で、グレード等により上塗り塗料で約50㎡(2回塗り)~約20㎡(2回塗り)等幅があります。
 
主な床用塗料の種類
①アクリルラッカー系床用塗料
特徴 とにかく速乾性で、価格メリットのある塗料です。 耐久性はさほど無く、めったに人が歩かない通路等に使用する事をオススメします。
塗替えは、同系のラッカー系か水性系・無溶剤系が可能です。ただし、塗替えを重ねて厚くなっている塗膜では、塗り替えの注意が必要です。(同系のラッカー系でも塗膜がひび割れたり、チジミ現象が起きたりします。)
溶剤臭がきついのも欠点です。
 
②水性系床用塗料
特徴 水性系で溶剤臭がしないのが特徴です。耐久性は①のアクリルラッカー系床塗料並みから若干良いタイプのハードタイプまで、商品化されています。
乾燥性は、アクリルラッカー系床塗料より劣りますが速乾性が多いようです。
用途は、人の歩く通路やハードタイプは、頻度の少ない重量物が移動する通路等です。
価格は、一般的に、アクリルラッカー系床用塗料よりは若干高価。
 
③強溶剤ウレタン樹脂系床用塗料
特徴 通常2液型ウレタン塗料です。主剤と硬化剤を混合し、シンナーで薄めて塗装します。乾燥性は、通常半日から数日(塗料の液温によります。)かかります。
耐久度は、それなりにある床材塗料です。
歩行用等の床面には適する床用塗料です。
2液型ですので、混合したものは一定時間内に使用する必要があります。旧塗膜(塗り重ねられる塗膜)がある場合は、希釈用シンナーに侵されない(溶けない)事が必要です。
塗替え床塗料は、エポキシ系の床用塗料か強溶剤ポリウレタン樹脂系です。
 
④弱溶剤型ウレタン樹脂系床用塗料
特徴 塗料用シンナーで希釈できるウレタン樹脂系の床用塗料です。
性能は、強溶剤系のウレタン樹脂塗料には劣りますが、旧塗膜(下地の床用塗料)が強溶剤系のウレタンシンナーで溶け、塗料用シンナーでは溶けない場合に使用できる塗料です。
最近の塗り床用塗料現場の需要を加味して作られた塗替え用床用塗料です。
 
⑤強溶剤エポキシ樹脂系床用塗料
特徴 通常2液型のエポキシ塗料です。主剤と硬化剤を混合しエポキシシンナーで希釈して使用します。
耐久性や耐薬品性等は、優れていますが、旧塗膜がエポキシ系で無いと下地を侵す危険性が多くあります。 硬くて良い塗膜を形成しますが、対候性が無いため屋外で使用すると色とびや黄変しやすくなります。
 
⑥無溶剤系エポキシ樹脂系床用塗料
特徴 簡単に言うと強溶剤系エポキシ樹脂系床用塗料の希釈用シンナーを入れないタイプです。シンナーを入れない事により、厚膜を作る事ができ、また、下地の旧塗膜の選択肢が広がり、塗装中や塗装後の有機溶剤臭が殆どありません。
難点は、塗料が高価で、主剤・硬化剤を混合して塗装をしなければ行けない時間(ポットライフ 可使時間)が短く、施工には、熟練度が必要な塗料であることです。
下地が、耐久性が弱い塗料の時、床面を強化したいときには効果を発揮する塗料ですが、事前のテストが必要な塗料です

自然塗装(自然塗料の塗装)
自然塗装と良いながら、自然塗料の塗装とはどう言えば良いのか悩むところです。
なぜ悩むのか、塗料業界にも多くあるのですが言葉の定義曖昧さが多く存在します。
 弊社では、自然塗料とは自然に存在する油や樹脂を顔料と混合した物として考えて自然塗料とし、その塗装(自然塗装)について、説明してゆきます。
自然塗料の長所
自然塗料の場合、自然界の存在している物が主成分ですから使用環境を汚染する可能性が低い事があります。よって、塗膜として機能している状態で、アレルギー等の症状を起す可能性が低いと思われます。
自然塗料の欠点
自然塗料は、人工的に合成した塗料に比べ作業性が悪かったり(乾燥が遅い)・耐久性・防食性が人工樹脂よりも劣ります。つまり、人工樹脂塗料と同等の性能を持たせるには、常に塗り重ね等のメンテナンスが必要です。
塗料の機能である、素材を保護する役割を維持するには、多くの労力を必要とする塗料です。ですが、自然塗料には植物系の油分から作った塗料等もあり、仮に微量の塗料が摂取されたとしても影響の無い塗料も存在します。